※以下の内容は一般的なものです。地域や時期により変わることがありますので、必ず最新の情報をご確認ください

このページは次のような方におすすめです
  • コンカフェの開業を考えている方
  • コンカフェの開業に必要な許可を知りたい方
  • 難しいことは専門家に任せて、安心して開業したい方

コンカフェとは、コンセプトカフェの略で、店舗独自のテーマや世界観を持ったカフェのことです。
コスプレ系、コラボ系、動物系、趣味系など、様々なコンカフェがあります。

コンカフェは、一般的なカフェと比べて次のようなメリットがあります。

  • 開業資金が少なくてすむ
  • スタッフを採用しやすい
  • リピーター客の割合が高い

しかし、コンカフェを開業するには、注意点もあります。
この記事では、コンカフェを開業するために必要な許可・届出について解説します。

コンカフェを開業するために必要な許可・届出

コンカフェを開業に関係する手続きは、以下の3つです。

  • 飲食店営業許可の取得
  • 深夜酒類提供飲食店営業の届出
  • 風俗営業許可の取得

どの手続きが必要になるかは、お店の業態によって変わってきます。

飲食店営業許可飲食店の場合に必要
深夜酒類提供飲食店営業の届出深夜に酒類を提供する場合に必要
風俗営業許可接待行為を行う場合に必要

それぞれについて詳しくみていきましょう

飲食店営業許可に必要な書類

コンカフェは、飲食店として営業するため、飲食店営業許可を取得する必要があります。
飲食店営業許可は、保健所に申請することで取得できます。
申請には、以下の書類が必要になります。

  • 営業許可申請書
  • 施設の構造や設備を示す図面
  • 食品衛生責任者の資格を証明するもの(食品衛生責任者手帳など)
  • 水質検査成績書(貯水槽や井戸水を使用する場合)

申請書類の提出後、保健所の職員が施設の検査を行います。
施設の基準に適合していれば、許可が交付されます。
施設の設計や工事の相談など、不安なことがあれば早めにご相談ください。

飲食店営業許可についての詳細はこちらのページで解説しています。

深夜酒類提供飲食店営業の届出

コンカフェで深夜0時以降に酒類を提供する場合は、飲食店営業許可に加えて、深夜酒類提供飲食店営業の届出が必要です。
深夜酒類提供飲食店営業の届出は、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)に基づいて、警察に行う届出です。
深夜酒類提供飲食店営業の届出を行うには、以下のような書類を提出する必要があります。

  • 営業開始届出書
  • 営業の方法を記載した書類
  • 営業所の平面図
  • 住民票
  • 登記事項証明書(法人の場合)

深夜酒類提供飲食店営業には、場所や施設に関する基準があります。
これらの基準を満たしていない場合は、当然、許可を得ることはできません。
特に、開業予定の建物がコンカフェを営業できない地域にある場合などは、工事に取り掛かってからでは対応できません。
開業場所や施設の設計、工事の相談など、不安なことがあればご相談ください。

深夜酒類提供飲食店営業の届出についての詳細はこちらのページで解説しています。

風俗営業許可に必要な書類

コンカフェで接待行為を行う場合は、飲食店営業許可に加えて、風俗営業許可を取得する必要があります。
風俗営業許可は、警察署に申請することで取得できます。
申請には、以下のような書類が必要になります。

  • 営業許可申請書
  • 営業の方法を記載した書類
  • 営業所の使用権原を疎明する書類
  • 営業所の平面図
  • 営業所周辺の略図
  • 誓約書(破産していない、暴力行為を行わない、アルコール中毒でないなど)
  • 住民票
  • 登記事項証明書(法人の場合)
  • 管理者の顔写真

申請書類を提出した後、警察署の職員が施設の検査を行います。
施設の基準に適合していれば、許可が交付されます。
許可が交付されるまでには、1か月半から2か月程度とされていますが、実際にはそれ以上かかることもあります。

また、風俗営業許可の取得には、申請者や管理者、施設に関する基準があります。
これらの基準を満たしていない場合は、当然、許可を得ることはできません。
特に、開業予定の建物がホストクラブを営業できない地域にある場合などは、工事に取り掛かってからでは対応できません。
開業場所や施設の設計、工事の相談など、不安なことがあればご相談ください。

接待をする飲食店で必要な風俗営業1号許可についての詳細はこちらのページで解説しています。

コンカフェ開業に必要な許可・届出にかかる費用

飲食店営業許可、深夜酒類提供飲食店営業の届出、風俗営業許可にかかる費用は以下のようになります。

飲食店営業許可の取得にかかる費用

申請手数料

飲食店営業の許可を得るために保健所へ支払う費用です。保健所により異なりますので、必ず申請する保健所に確認してください。千葉県であれば16,000円です。

実費

申請書類に添付する証明書等の取得費用です。
個人の場合は1人分の住民票で済みますが、法人の場合は役員全員の住民票と法人の登記事項証明書が必要になります。
1,000円〜5,000円程度みておきましょう。

行政書士報酬

申請書類の作成や提出手続を行政書士に依頼する場合には報酬がかかります。
オフィスおおきでは、33,000円(税込)〜です。

深夜酒類提供飲食店営業の届出にかかる費用

実費

申請書類に添付する証明書等の取得費用です。
個人の場合は1人分の住民票で済みますが、法人の場合は役員全員の住民票と法人の登記事項証明書が必要になります。
1,000円〜5,000円程度みておきましょう。

行政書士報酬

申請書類の作成や提出手続を行政書士に依頼する場合には報酬がかかります。
オフィスおおきでは、110,000円(税込)〜です。

なお、深夜酒類提供飲食店営業の届出には申請手数料はかかりません。

風俗営業許可の取得にかかる費用

申請手数料

風俗営業許可を得るために公安委員会へ支払う費用です。1業種であれば24,000円です。

実費

申請書類に添付する証明書等の取得費用です。
個人の場合は1人分の住民票で済みますが、法人の場合は役員全員の住民票と法人の登記事項証明書が必要になります。
1,000円〜5,000円程度みておきましょう。

行政書士報酬

申請書類の作成や提出手続を行政書士に依頼する場合には報酬がかかります。
オフィスおおきでは、165,000円(税込)〜です。

コンカフェ開業に必要な許可の取得にかかる費用の例

※接待行為を伴う場合

飲食店営業許可

申請手数料16,000円+実費5,000円+行政書士報酬33,000円
=54,000円

風俗営業許可

申請手数料24,000円+実費5,000円+行政書士報酬165,000円

=194,000円

合計 248,000円

許可・届出の申請方法

許可・届出の申請先は次のようになります。

飲食店営業許可

 ⇒ 保健所

深夜酒類提供飲食店営業

 ⇒ 警察署

風俗営業許可

 ⇒ 警察署

申請には、予約や事前相談が必要になることがあります。
また、実地検査や書類の修正などで、保健所や警察のやり取りが複数回発生します。

申請は『風営ビジネスサポートサービス』で!

以上がコンカフェの開業に必要な許可・届出・費用になります。

このようにコンカフェの開業に必要には多くの書類と手間がかかります。
そこで、千葉県のナイトビジネスに強い『風営ビジネスサポートサービス』を活用してはいかがでしょうか?

  • 専門の行政書士が申請書類の作成や手続きを代行する
  • 申請書類の作成や手続きにかかる時間を大幅に削減する
  • 申請書類の内容や進捗状況を随時確認できる
  • 申請書類の保存や管理が簡単にできる
  • 警察等のやり取りを対応してくれる